関東甲信が梅雨明けしました2016/07/28

20160728ハロ
本日、関東甲信地方の梅雨が明けました。朝から快晴…と言う訳ではありませんが、ここ数日と比べたら雲が薄く、午前中から気温もぐんぐん上がっています。

13時前頃に雲を見上げると(左画像)、空一面に広がる絹雲にハロが見えていました。下左画像は太陽回りに濃く見えていた内暈。下中画像は内暈の中でもいちばんはっきりしていた下部の拡大です。色が濃く、とても美しい暈でした。

内暈の下にはうっすらと環水平アークも見えました。下右画像は拡大ですが、かなり淡かったので強めの画像処理をしています。ユーティリティ:太陽高度とアークの時刻表で計算したら、これでも環水平アークが一番濃く見えた時間帯でした。暑苦しい夏になるけれど、上空にはたくさん氷の粒があるんだな…って想像すると、なんだか涼しい気持ちになりませんか?…うん、なりませんよねぇ(笑)

  • 20160728内暈
  • 20160728内暈
  • 20160728環水平アーク

20160728利根上流8ダム貯水量
梅雨入りは6月5日でしたから、梅雨期間は約53日間。かなり長い印象ですが、実際の降水量は(短時間の豪雨の影響を除けば)例年の6割から8割程度でした。利根川上流の8ダム貯水量は相変わらず心配で、今日の時点で満水時の55%程度、例年の平均値と比べても63%前後です。ここまでの8ダム合計水位の推移を利根川ダム統合管理事務所サイトから引用すると、左図の通りでした。(※分かりやすいよう文字など書き足しています。)なんとか過去の渇水年レベルまでは復活したものの、まだまだです。

注意したいのは、仮に夏を乗り切れたとしても、秋や冬に降雨・降雪が少なければ来年春先に今夏より深刻な渇水の危機があるかも知れない、ということ。このグラフは年末でリセットされるわけではありません。図中の1996年は翌1997年に、また2012年は翌2013年に続いていることに注目してください。いったん渇水が起こるとすぐには回復せず、次の年の渇水まで続く可能性があることを心に留めておきたいですね。

頼みの綱(?)となる台風ですが、いまのところ関東付近にやって来るような台風は全く現れていません。しばらく期待出来なさそうですね。台風に期待というのも変なお話しですが。

20160728-0900台風3号
先日発生した台風3号は勢力が強まり、今朝3:00には中心気圧が985hPaまで下がったようです。右は今日9:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド)。どんどん西に進んでおり、今日は中心がハノイ近辺に位置しています。気象庁が台風として扱うのは東経100°以東なので、そろそろ限界…?でも越境する前に弱まってしまいそうな予報です。

(29日追記)その後勢力が衰えた台風3号は、28日21:00に熱帯低気圧へ変わったとのこと。寿命は2日と6時間、この間の最低気圧は985hPa、台風期間の最小経度は東経104.8°(28日18時)でした。台風期間中に西端まで行くものは少なく、2000年以降2015年までの気象庁ベストトラックで105°より西へ行ったものをざっと調べた限りでは、2001年26号、2003年8号、2004年25号、2005年8号、2005年16号、2005年18号、2007年14号、2010年5号、2011年8号、2013年21号、2014年15号の11個でした。1年に1個未満ですね。

参考:
2016年・台風関連の記事(ブログ内)


今日の太陽とお天気の様子2016/07/28

20160728太陽
昨夜は雲が多かったものの、明け方近くには雲間から月や星が見え隠れしていました。関東甲信に梅雨明け宣言が出された日中も雲が途切れることはありませんでした。ただ、昨日以前よりずっと日差しがありました。

20160728太陽リム



20160728薄明光線
左は13:40過ぎの太陽。もうX線フラックスなど穏やかなもので、25日以来黒点もありません。左側に小さな活動領域が見えますが、特に番号はついてないようです。プロミネンスもほとんど見えませんね。北半球の長いダークフィラメントが印象に残りました。

茨城県内の最高気温は県北を除いて30度から31度まで上がりました。夕方までに降水はなく、ときおり3、4m/s前後の南−南東の風が吹きました。午後中盤には雄大積雲程度の発達が多数見られましたが積乱雲になることはなく、夕方までに解消されたようです。右下画像は日没後の西空。夕日色の薄明光線が直線上に所々雲を照らしていました。

利根川ダム統合管理事務所発表、今日15時現在の利根川上流8ダムの貯水状況は下表の通り。本日より鬼怒川では取水制限を10%から20%に引き上げる措置が始まりました。鬼怒川は当地・茨城県や栃木県に水を供給する川で、昨年9月には決壊する事態にもなりましたが、20%の取水制限は1997年の渇水時以来とのことです。ダム状況は本日の別記事でも言及していますので良かったらご覧ください。

【利根川上流8ダムの貯水状況・2016年7月28日15:00現在】
場所貯水量(万m³)貯水率(%)0:00からの変化
下久保ダム3648.342.920.22%↓
矢木沢ダム3791.832.830.24%↑
奈良俣ダム4456.461.890.09%↑
草木ダム2950.796.740.70%↑
藤原ダム1539.2100.000.00%→
渡良瀬貯水池1232.5100.000.00%→
相俣ダム1072.8100.000.00%→
薗原ダム342.8100.000.00%→
8ダム合計19034.555.42
(対平年値:63.17%)
0.02%↑