環水平アークが現れました2016/07/10

20160710環水平アーク
朝まで雲ひとつない天気でしたが、日が昇ると雲が湧きました。昼前は気付きませんでしたが、環水平アークが見えていたようです。自分が気付いたのは12:30頃でした。

左画像は観察し始めた頃のようす。手前の低い雲が時々通過して邪魔されましたが、奥に見える高い絹雲に映っているようです。結構はっきり見えました。右下画像は南の空全体。中央付近、左右に伸びた環水平アークが見えますね。また画像上辺近くに内暈も写っていますよ。

ユーティリティ:太陽高度とアークの時刻表を見ると、本日当地での環水平アークは10:30前後と13:00過ぎ前後にピークがあるようでした。

20160710環水平アーク
この撮影時はピーク前で、その後雲が薄くなってほとんど消えてしまいました。それでもしつこく見ていますと、13時過ぎた頃から再び見えてきました(下の画像3枚)。

この時点は「まるで青空に色が付いたような」見え方でした。これは、一見して雲が無いように見えるところに淡く広がった雲があり、大量の氷粒が存在するわけです。こういったシチュエーションではとてもコントラストが高く鮮やかに見えることが多く、実際今日も下右画像のように部分的に濃く見える時間がありました。

  • 20160710環水平アーク
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いっぽう、上空の内暈も見え方が変化しました。下左画像は13時過ぎの様子で、これも青空が着色されたような見え方です。色が美しく、ハロの幅も狭い感じ。その後雲行きが変わって14時頃撮影したのが下右画像。これは“いつもの”内暈ですね。幅も太くなりました。同じ内暈なのですが、空のコンディションによって様相が変化し、とても楽しいです。

  • 20160710内暈
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