奇跡的な明け方の晴れ間に彗星観察2016/05/21

20160521パンスターズ彗星(C/2013X1)
昨夜から今朝にかけて、特に0時頃までは雲が多く、月すら見えませんでした。でも1時頃から雲が減り、明け方まではほぼ快晴となりました。ただし透明度が悪く、特に低空は濁っていました。

晴れそうな予報ではなかったし、もともと月明かりがあったので諦めていました。でもせっかく晴れているので低空のパンスターズ彗星(C/2013X1)だけでもと、ダメ元で望遠鏡を向けてみました(左画像)。ちょうど天文薄明が始まったころでしたが、濁った空+月明かりの割には彗星のコマが明るく撮れました。彗星の動きに合わせた合成、上方向が天の北、縦画角は約0.85°です。尾が何となくあるような、ないような…。

今日の太陽2016/05/21

20160521太陽
朝から良く晴れています。最近太陽はあっと言う間に高くなってしまうため、オープンスペースで観測してない私にとって窓や庇に隠れない時間帯に併せて観察するのが一苦労…。

20160521太陽リム
左は9:35頃の太陽。大気の揺らぎがやや大きく、像は良くありません。相変わらず活動領域12546の黒点が目立ちます。でも中央を越して右へ向かっていますから、楽しめるのはあと1週間程度でしょうか。昨日も見えた短いダークフィラメントが見えますが他は目立ったものがありません。プロミネンスは左下がやや活発ですね。右上にも小さなループが見えます。

台風ではないけれど…2016/05/21


20160521-1700-TC「ROANU」
昼過ぎまで良い天気だった茨城ですが、夕方近くは所々で雨が降るような天気となりました。こんな夕立があると夏だなぁと思います。

ところで、数日前からインド東部海岸付近を北東に移動しつつ勢力を強めていたTropical Cyclone(名称はROANU)が気になっていました。左は今日21日17:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線は筆者)です。左やや上にしっかりした渦が見えますね。赤い円はサイクロン中心から半径500kmの円。結構大きいです。

日本の管轄外なので台風ではありませんが、呼び方が違うだけなので心配です。今日がピークのようで間もなく上陸するコースですから、弱まってくれることを祈ります。ちなみに、上のほうには5月20日の記事に書いた森林火災の煙が見えています。

今日現在、2016年の台風はまだ発生していません。今年の北半球で見た台風並みの渦はこれが初めてかも?4月29日記事中の表によれば、1981年以降では「台風1号発生の遅さランキング」4位目となってしまいました。嵐の前の静けさでなければ良いのですが……(はっ!フラグ立てちゃったかな!?)