明け方の月によるハロ現象2016/05/20

20160520明け方の月
昼間に気象光学現象が派手に出たなら、夜間も空は似た傾向にあるでしょう。特に満月近くの月齢ならばいろいろ見えるはず…。

そんな思いで明け方起き出しました。昨夕から崩れていた空は若干回復し、薄雲越しに星座が結べます。月は既に西空低くなっていました。あと2日で衝を迎える火星も一緒に西へ向かっています。案の定月周辺にはいろいろなハロが見えていました(左画像)。右下画像は左画像を強調処理したものです。

20160520明け方の月
真っ先に目に付いたのは月柱です。実は左画像を撮影する10分ほど前まで上下に長く伸びていたのですが、カメラを準備している間に薄くなってしまいました。なおこの画像はレンズゴーストが月柱に重なって見辛くなっています。内暈は断片的でしたが、内暈上部にかなりはっきりした上部タンジェントアークが確認できました。幻月はあるかないか分からない程度。また環天頂アークなど大きなアークは見えませんでした。左上に伸びる飛行機雲にも内暈が映っているのが印象的ですね。この勢い、いつまで続くかな?

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