ふだんの地震は何回起こってますか? ― 2016/04/25
【地震速報に使われる区域名称】
県名 | 区域名称 |
---|---|
熊本県 | 熊本県阿蘇 熊本県熊本 熊本県球磨 熊本県天草・芦北 |
大分県 | 大分県北部 大分県中部 大分県南部 大分県西部 |
茨城県 | 茨城県北部 茨城県南部 |
集計は熊本県、大分県、そして比較のために当地・茨城県で行いました。震源の真上に当たる「震央」がそれぞれの県にある地震を選びます。近県で発生したため一緒に揺れたものは含みません。陸域のみの対象なので、震央が海域にあるもの(例:茨城県沖など)も含みません。ただし熊本は島が多いためこれは含めました。具体的には右上表の地域です。
熊本地震の記事と同様のフォーマットで作図すると、以下のグラフの様になりました。断層の数とか震源の深さの傾向が違うので単純な比較はできません。各県の面積だって異なります(三県では熊本が一番大きく茨城が一番小さい)。えっ、茨城県は大丈夫なのかって?うん、今はこれが普通ですよ。東日本大震災以降は県別ランキングで1、2位を争うほど……。大震災後4年経過してもまだ余震らしきものを感じます。大きな地震は息が長いんですね。
面積や最大震度に関係なく回数だけを単純平均すると、熊本県は2.96回/月、大分県は0.70回/月、茨城県は11.07回/月でした。今はまだ熊本・大分あわせて一日に数十回起きてますから、まだまだ落ち着いていないですね。ご参考になれば幸いです。他県の方も「普段の健康状態」を計算して知っておきましょう。
参考:
2016年熊本地震に関係する記事(ブログ内)