今日の太陽2015/09/28

20150928太陽
昨夜は宵に名月が見えたものの、20時頃から雲が湧き、夜半前にはかなり曇ってしまいました。曇り空は明け方まで続きましたが、今朝日が出てからは快晴となりました。

久しぶりに太陽観察を午前中に切り替えてみました。昼過ぎよりも気流が安定するケースが多いのです。左は10時半前の太陽。昨日から今朝にかけてCクラスからMクラスのフレアが頻発しています。
20150928太陽リム
その大部分は中央右下に大きな黒点を伴ってる活動領域12422で起こりました。左の撮影時もまだ下辺が少し明るかったです。右縁の12423と左やや上の12427も明るく活発そうですね。左側リム上下のプロミネンスは昨日とあまり変わってません。

20150928太陽トンボ
今日の撮影では久しぶりにトンボがはっきりと写り込みました。右は一番鮮明なフレームだけを処理したものですが、画像1枚だとこれくらいの荒さです。(通常は200フレーム以上コンポジットしています。)

トンボはこれを含めて独身が3匹、カップルが2組写ってました。さすがにこの時期空を見あげるとたくさんのトンボが結婚飛行をしていますね。

夕空に美しいうろこ雲2015/09/28

20150928夕空
夕空17時過ぎ、西の空に大変美しいうろこ雲が見えていました(左画像)。小さな一粒一粒が薄いレースのカーテンの様に広がり、それが静かに波打っているのです。見る方向によって粒の大きさが違うのは高さが異なるからでしょうか。広がり方やひと粒の固まり方には個性があって、しかも太陽が当たる具合でどんど変わるので見ていて飽きません。

日没後10分ほど経つと全体が急速に暗くなり、数分の間に全部の粒が見えなくなりました。これは粒が無くなったのではなくて、光が当たらなくなったからです。目を凝らせば暗くなった粒が確認できました。

  • 20150928うろこ雲
  • 20150928うろこ雲
  • 20150928うろこ雲

20150928-1730台風21号
うろこ雲(巻積雲)ができるのは天気の変わり始め、つまり低気圧や前線がゆっくり近づくときと聞きます。今は台風21号が日本の領域にいますから、間接的にこちらまで影響があってもおかしくないですね。

右は本日17:30の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド)。この時点で台風21号は与那国島の西側に中心があり、猛威を振るっているようです。今年の台風13号のコースと50km位しか離れてないところを通っており、しかも13号の時より強い状態です。また前回近くを通った15号でもかなりの被害が出ましたから、お近くの方の無事を願っています。

参考:
2015年・台風関連の記事(ブログ内)

今日の月は今年一番大きな満月2015/09/28

20150928_18596月
今夜も良い月夜。全体的に淡い雲がかかっていますが、昨夜よりはずっと晴れています。清んだ月光がしんしんと降りそそぎ、呼応するかのように静かな虫の音が響きます。うーん、秋ですね。

昨日の記事にも書きましたが、満月は昨日でなく今日でした。ただ左画像(21:50過ぎに撮影)でも分かるように右側が欠けていて、既に満月を過ぎています。撮影時の太陽黄経差は185.96°、高度は47°あまりでした。

正確な満月は昼の11:50頃で、日本からは見えませんでした。日本の裏側の国々では皆既月食が見られ、素晴らしい秋の月夜だったことでしょう。(NASAの資料はこちら。PDF形式です。

今年起こる13回の満月の中で、今日の満月は一番大きく見えます。これをスーパームーンと呼ぶかどうかは昨日の記事をお読みただくとして、満月が大きくなったり小さくなったりする様子を右下のグラフで説明しましょう。このグラフは2015年8月の新月から10月の新月までの期間、「月と地球の距離(青線)」と「月の太陽黄経差(緑線)」を計算して描いたもの。(計算は国立天文台サイトを利用しました。LDとは月地球間平均距離:Lunar distance=384400kmです。)

月の大きさと位相
月が近くなれば大きく見え、遠ければ小さくなります。月までの距離を示す青線が上下に波打つ周期で、月の見かけが大きくなったり小さくなっているのです。いっぽう、その周期とは違うサイクルで月は地球を回ります。太陽黄経差は月の形を表しますが、緑線が0°の新月位置から出発し、180°の満月を経て、360°=0°に戻るという「満ち欠けの周期」は青線の周期と違いますね。さて、緑線が180°を示す瞬間(オレンジの点線のタイミング)がたまたま青線が一番下がった場所と一致したらどうなるでしょう?そう、「大きく見える満月」になるんです。ほら、9月28日がそれに近い状態ですね。先月の満月と違うでしょう?

長期的な観測によって、青線や緑線の周期がふらつくこと、そして青線の極小値が毎回違うことなども分かっています。全てがドンピシャで一致する「スーパームーン」になることは滅多にありません。まぁそうはいっても、月が美しいことに変わりはないのですけれどね。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差180度以上、216度未満)