今日の太陽2015/06/06

20150606太陽
昨日はずっと天気が悪く、夕方から夜通し結構な降水がありました。今日も昼過ぎまでずっと曇っていましたが、午後遅くになって晴れてきました。それでも15時の時点で雲量50%以上です。

左は15:45頃の太陽。雲から顔を出したところを撮りました。高度が35度と低い上に、大気はものすごく乱れており、像が甘々です。

20150606太陽リム
一日見ないうちに黒点が増えましたね。左半分に少なくとも6箇所確認できます。目立つダークフィラメントはありません。またプロミネンスも小さい、背の低いものが数カ所程度です。

夕方の空を眺める2015/06/06

20150606夕方の雲
18時前に天気を確認しようと外を見たら、ほとんど雲に覆われていました。太陽がどこにあるかも分かりません。日が出ていた時間は暖かく感じたのですが、今日は総じて気温が低く、夕方のこの時間に日が当たってないと、かなり肌寒く感じます。

雲は「分厚い」というほどではなく、ところどころの薄い場所から青空の存在が分かるようなスカイブルーが見えています。普通は暗いはずの雲底がどこからか照らされて、明るく見えますね。太陽は見えてないので、直接の照明ではなく地上からの照り返しがあるのかも知れません。

20150606夕方の雲
上空までこんな雲ばかりでしたが、東の低空だけはよく晴れていました。でも…うむむ、よくよく見ると何かごく淡い筋が見えます。肉眼では下左画像のようですが、すさまじくコントラストを付けると下右画像のようになりました。画面右奥に向かってマンガの集中線のように無数の線が見えますね。これは「反薄明光線」です。

雲間から光が筋状にのびる薄明光線という現象がありますが、このとき光の筋以外に注目すると「影の筋」を見ていることになります。これが反薄明光線です。線の先は一点に集まり、そこが光源(太陽)と正反対の位置になりますよ。

  • 20150606反薄明光線
  • 20150606反薄明光線

夕空で次第に近づく金星と木星2015/06/06

20150606金星
日が沈んでしばらくすると、晴れ間が少しずつ広がってきました。クリアになりつつある西空に金星が輝き始めています。しばし眺めてみることにしました。

今日は二十四節気の「芒種」でした。太陽が空の道をあと15度動けば夏至に到達します。この時期の日暮れは遅く、茨城では19時半でもまだ明るく感じます。西日本や沖縄地方はもっと遅いことでしょう。

20150606金星と木星
20時近くにようやく暗めの星も見え始めました。西空を飾る金星と木星はだいぶ接近しています。周囲には黄道十二宮のふたご座、かに座、しし座の星々が見えます。5月4日5月22日6月1日と見比べると星の配置が変わってますよ。左画像の星の名称は右下画像をご覧くださいね。

20150606金星と木星
小さな双眼鏡を使えばふたつの惑星の間にプレセペ星団を見つけることができます。次の週末の6月13日・14日には金星とこの星団が大接近して、さぞ素晴らしい眺めでしょう。

プレセペ星団(M44)
プレセペ星団
かに座の散開星団で、メシエ天体のひとつ(カタログNo.44番)でもあります。条件が良ければプレアデス星団(M45・すばる)と同様に肉眼でも見ることができます。実はかなり大きくて、満月の数倍あるんですよ。黄道十二宮の中にあることから惑星や月、小惑星の通り道に近く、しばしば接近する光景を目にすることができます。

参考:
2015年5月-7月の金星と木星の接近に関係する記事
アーカイブ:天体の接近現象一覧

ふたつの彗星を追ってみました2015/06/06

20150606マスター彗星
日没後に晴れてきたため、6月4日にもチャレンジしたマスター彗星(C/2015G2)の検出をやってみました。ただし今日は出かける余裕がないのと低空の雲のリスクがあるため、自宅ベランダからです。目の前の電線が邪魔ですが、とにかく撮影してみました。

前回失敗した小型赤道儀がうまく動いたので、露出は伸ばせそうでした。また前回よりプロキオンに近いため、焦点距離を伸ばせる(=分解能が上がる)メリットもあります。ただ、いかんせん低空の雲がちっとも動きません。導入の手がかりとなるプロキオンは早々に見えて、上空も良く晴れてきたのに…。

20150606マスター彗星
たくさん写した中で、左画像は彗星位置の雲が薄く、電線にもかかってない唯一のシーンです。いろいろ処理しましたが、結果的にはよく分かりませんでした(右の白黒反転画像、○の位置)。写っている星の極限等級は8.0等程度で前回より悪い成績です。つまり、もう少し空が暗くならないと写らないよということなのですが、待てば待つほど低空の雲に邪魔されてしまいました。

20150606ラブジョイ彗星
気を取り直して、今度は北天のラブジョイ彗星(C/2014Q2)の日周を写すことにしました。ラブジョイ彗星はもう北極星や天の北極から離れつつありますが、まだ十分近いです。180mm+APS-Cの縦にちょうど収まってくれました。(左画像は横構図にしてあります。)

20150606ラブジョイ彗星
彗星は左画像の四角の中心で、右画像はその部分の拡大です。20:45から15分間の日周ですが、もちろん彗星も一緒に日周していますね。恒星のようにくっきりした線ではなく、ふんわりとした光芒(コマ)をまとっているのが分かります。またよく見ると、天の北極から離れるように、だんだん日周の半径がふくらんでいるのも見て取れます。

参考:
ラブジョイ彗星(C/2014Q2)に関係する記事(ブログ内)