下弦の月面Xデーだったものの…2015/05/11

20150511_26102月
昨夜は宵のうち雲が多く、見たいと思っていたNGC2357の超新星は見られず終い。日付が今日11日に変わる前には快晴になっていました。ほどなく下弦の月が昇ってきました。左は3時過ぎの撮影で、太陽黄経差261.02度、高度は32度弱です。以前の記事の下表に寄れば、明け方にかけて月面Xが消えてゆくのが見えるベストタイミングでしたので、観察してみました。

20150511下弦の月面X
空の透明度は抜群に良かったのですが、5月の明け方にしては気温が7度と異常に低く、加えて月の赤緯はマイナスで高度が低かったため、冬場の最悪の状態に匹敵する残念な見え方でした。一応拡大撮影もしました(右)が、どんなに画像処理してもぼやけた感じで見られたものではありません。骨折り損でしたが、まぁ晴れて現象が確認できたので良しとしましょう。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差252度以上、288度未満)
月面Xに関係する記事(ブログ内)

今日の太陽2015/05/11

20150511太陽
朝からよく晴れています。左は9時の太陽。明け方の月の観察から大気の乱れを心配しましたが、このときは比較的安定していました。

活動領域12339はほぼ正面にやって来ました。Cクラスのフレアが度々起こっているようです。少し小降りですが黒点群が目立ちます。肉眼+太陽観察メガネのみでこの存在が確認できました。左上にやや目立つプロミネンスが見えますね。今後発達するでしょうか。

太陽下方を通過した飛行機が残していった飛行機雲がいつまでも消えません。上空では既にお天気が崩れ始まっているようです。