つい2日前の1月14日に幻日が見えたばかりですが、今日も同じパターンのようです。（続くときは3、4日連続することもあります。）15時頃、すっかり増えた雲の中に幻日が現れ始めました（下左画像）。おかしなことに、カメラは水平なのに幻日の高さが左右で違うようです。多分氷粒の分布が少し違っていたのかも知れません。最初は左右ともに淡く見えている程度でしたが（下中画像）、間もなく右は消えてしまいました。いっぽう左の幻日はだんだん発達して、14日の左側と同じように見事なほど眩しくなりました（下右画像）。幻日に前後して環天頂アークの一部や彩雲も見えましたが、いずれも淡くて撮れませんでした。


左の幻日は右より面積がありましたが、発達途中一時的に淡くなりました。そのときは赤白ではなく虹色に見えました。14日記事に書いたようにたまに見えるのですが、なかなか写真が撮れません。左画像は今日のものですが、みなさんの目にはどう見えるでしょう？画像と実際とは異なるかも知れませんので、どうしたら確実にスペクトルを検証できるか考えています。

右はHalosimによるシミュレーション。太陽高度は17度です。14日や今日の空にある氷粒の特徴は「暈は見えないけど幻日は見える」ですね。