今日の太陽 ― 2014/11/06
立冬の日 ― 2014/11/07
とても暖かく感じる立冬です。台風の影響なのか風は少し強いのですが、風を除けられる部屋の日向では暑いくらい。
気になって、過去十年間の立冬の気温を調べました。場所は、気象関係の研究所もある近所の「茨城県つくば市」にしました。2004年から2013年までの立冬は11月7日か8日のどちらかになりますが、もっとも最高気温が高かったのは2005年と2006年の23.4度。いっぽう最低気温がもっとも低かったのは2007年の4.8度でした。十年間の平均は、最高気温が20.3度、最低気温が8.8度、そして平均は13.7度でした。
今朝のつくば市の最低気温は9.2度。十年の平均から比べ若干高いですね。昼過ぎに20.1度を記録していますから、暖かく感じるとは言っても平年並みなのでしょう。人って絶対音感ならぬ「絶対温感」を感じて暑い寒いと言うだけでなく、「相対温感」とでも表現できそうな温度差の感覚を持っています。冷たい雨が降っていた昨日に比べたら、本当に今日は春のよう。
画像は13時半過ぎの太陽。左側の亀裂のような明るい部分がとても目立っていました。
参考:
ユーティリティ:二十四節気の一覧
気になって、過去十年間の立冬の気温を調べました。場所は、気象関係の研究所もある近所の「茨城県つくば市」にしました。2004年から2013年までの立冬は11月7日か8日のどちらかになりますが、もっとも最高気温が高かったのは2005年と2006年の23.4度。いっぽう最低気温がもっとも低かったのは2007年の4.8度でした。十年間の平均は、最高気温が20.3度、最低気温が8.8度、そして平均は13.7度でした。
今朝のつくば市の最低気温は9.2度。十年の平均から比べ若干高いですね。昼過ぎに20.1度を記録していますから、暖かく感じるとは言っても平年並みなのでしょう。人って絶対音感ならぬ「絶対温感」を感じて暑い寒いと言うだけでなく、「相対温感」とでも表現できそうな温度差の感覚を持っています。冷たい雨が降っていた昨日に比べたら、本当に今日は春のよう。
画像は13時半過ぎの太陽。左側の亀裂のような明るい部分がとても目立っていました。
参考:
ユーティリティ:二十四節気の一覧
満月に添えて… ― 2014/11/08
しずかに 輝きます
人々の 弱い心の内など
すっかり 見透かして
ただ優しく ただ永遠に
2014年11月10日グレージング観察の準備 ― 2014/11/09
11月10日深夜(11日に変わった直後)に見られるグレージング、私の住む茨城ではお天気が微妙です。でも、他の地域でお天気に恵まれ、観察してみたいよという方(特にグレージング初心者の方)のために、説明しておきましょう。詳しい地図やチャートなどは10月17日の記事を参照してください。
まず、この観察には望遠鏡が必要です。ターゲットは月そのものではなく月に隠される6.6等星の星ですから、これがしっかり見える口径がいいですね。屈折なら8cm、反射なら10cmもあれば十分でしょう。月齢が大きく、どうしても明暗の境界線が視野に入ってしまうため、倍率は少し高めが良いと思います。初めてという方は撮影など考えず、まずは見て楽しんでください。
グレージングという現象は遠くの星が月の縁にギリギリ隠されます。だから単純に消えて、また出ておしまい、じゃなくて、月の縁の地形によっていろいろな事が起こります。パッと消えたと思ったらすぐ出てきたり、点滅を何度もくり返したり、完全には消えなかったり、長い潜入の間に一瞬だけ見えたり…。望遠鏡では地形まで良く見えませんが、そこがどうなっているか想像しながら眺めるとワクワクしますよ。
注意したいのは観察場所と時間です。地図上の予報線色と月縁図チャートの線色は対応しています。(何でチャートのラインが曲線なのかなんて細かいことは気にしないでね。)チャートは今回予報されている地形が描かれていますから、山や谷で明滅が多そうなラインを選びましょう。別にラインのピッタリ上じゃなくて良いですよ。例えば赤とすぐ下の青の中間で観察するなら、ちょうど赤・青の中間を通る線が「私のライン」となります。できれば緯度と経度を記録しておくと良いですね。
見る位置が決まったら、今度は時刻を調べましょう。地図上の自分に一番近い赤丸アイコンクリックで時刻が分かります。ただしこの時刻は「中央の時刻」つまりチャート真ん中の縦線に恒星が達した時刻です。現象はもっと前に始まっています。たとえば赤線上で観察した場合、予報の1分前にはもう山の向こうに消えていますね。自分の観察ラインでは何分前に消えそうか、また何分後まで明滅が起こりそうか、よく調べてくださいね。中央の時刻のプラスマイナス2分間(全4分間)観察すれば完璧です。上から2番目の青線より南の人は、いちばん最後に気をぬかないでくださいね(笑)
みなさんのご健闘と晴天、そして観察の安全をお祈りしています。風邪を引きませんように。成功された方はぜひお話し聞かせてください。
まず、この観察には望遠鏡が必要です。ターゲットは月そのものではなく月に隠される6.6等星の星ですから、これがしっかり見える口径がいいですね。屈折なら8cm、反射なら10cmもあれば十分でしょう。月齢が大きく、どうしても明暗の境界線が視野に入ってしまうため、倍率は少し高めが良いと思います。初めてという方は撮影など考えず、まずは見て楽しんでください。
グレージングという現象は遠くの星が月の縁にギリギリ隠されます。だから単純に消えて、また出ておしまい、じゃなくて、月の縁の地形によっていろいろな事が起こります。パッと消えたと思ったらすぐ出てきたり、点滅を何度もくり返したり、完全には消えなかったり、長い潜入の間に一瞬だけ見えたり…。望遠鏡では地形まで良く見えませんが、そこがどうなっているか想像しながら眺めるとワクワクしますよ。
注意したいのは観察場所と時間です。地図上の予報線色と月縁図チャートの線色は対応しています。(何でチャートのラインが曲線なのかなんて細かいことは気にしないでね。)チャートは今回予報されている地形が描かれていますから、山や谷で明滅が多そうなラインを選びましょう。別にラインのピッタリ上じゃなくて良いですよ。例えば赤とすぐ下の青の中間で観察するなら、ちょうど赤・青の中間を通る線が「私のライン」となります。できれば緯度と経度を記録しておくと良いですね。
見る位置が決まったら、今度は時刻を調べましょう。地図上の自分に一番近い赤丸アイコンクリックで時刻が分かります。ただしこの時刻は「中央の時刻」つまりチャート真ん中の縦線に恒星が達した時刻です。現象はもっと前に始まっています。たとえば赤線上で観察した場合、予報の1分前にはもう山の向こうに消えていますね。自分の観察ラインでは何分前に消えそうか、また何分後まで明滅が起こりそうか、よく調べてくださいね。中央の時刻のプラスマイナス2分間(全4分間)観察すれば完璧です。上から2番目の青線より南の人は、いちばん最後に気をぬかないでくださいね(笑)
みなさんのご健闘と晴天、そして観察の安全をお祈りしています。風邪を引きませんように。成功された方はぜひお話し聞かせてください。