たくさんのハロが出現2014/10/10


昼過ぎから太陽の周りに内暈が出ていました。よく見ると上下が濃く、タンジェントアークを従えているようです。あまり整った雲ではなかったので、このあと色々見えることになるとは全く予想しませんでした。

14時頃に再び空を見てみると、なんと明るい幻日が目に飛び込みました。左右共に明るく輝き、しかも太陽から幻日を貫く幻日環もよく見えていました。
左の幻日環をたどると、すぐ120度の幻日が見つかりました。(右側はありませんでした。)こんなに明るい120度幻日を見たのは何年ぶりでしょうか。右の画像中央、周りより明るくなっているところが120度の幻日です。

なお、幻日環は北の空に届く前に消えていましたから、残念ながら「環」ではありませんでした。
さらに驚かされたのは、暈の上部に現れたパリーアークでした。とても明るく、内暈よりはっきり見えます。上部タンジェントアークにふたをするような形(サンケーブ型)で、色合いも鮮やかです。

この頃は太陽が上下に伸びていて、太陽柱が小規模に見えていることも確認できました。
ここまでで十分お腹いっぱいですが、もちろん(?)環天頂アークも「自分もまぜて」と言わんばかりに現れてきました。ラテラルアークを伴っているようですが、はっきりしません。時間がたつとアークは高度が下がり、美しい広がりを見せてくれました。

とても幸せな午後になりました。
今日見えた現象のHalosimシミュレーション画像を掲載しておきます。現象が盛大だった15時頃(太陽高度が約25度)の設定です。上画像とあわせてご覧ください。

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