ユーティリティ解説:ダイヤモンド筑波山マップを描く1971/01/02

20031019筑波山
ダイヤモンド○○山、というのは、富士山に限らず全国津々浦々にあるのではないでしょうか。最近はダイヤ六本木ヒルズとか、ダイヤスカイツリーとか、山じゃないもの、太陽隠せないじゃんとつっこみ入るものまで…。もちろん、美しければ何でもいいですね。楽しむ心が大切です。

茨城県でも孤立峰である「筑波山」のダイヤモンドは有名です。ただし県内でも限定された場所でしか見えないので、山は見えてもダイヤにならないという地域がほとんど。それならどこへ行けば見えるのか、それはいつ頃か、詳しく知りたいわけです。

昨日公開したユーティリティ「ダイヤモンド富士山マップ」と同じように、筑波山でもダイヤポイントを計算し、GoogleMapとして公開したのが「ダイヤモンド筑波山マップ」です。ただし、筑波山の場合は少々複雑。この山をご覧になれば分かりますが、「双峰」つまり頂上が「女体山」と「男体山」の二連になっている点。男体山より女体山が6メートルだけ高いという抜群のバランスでそびえているのです。

20010604筑波山
筑波山は見る方向によってふたつの頂上が近かったり遠かったりと、実に表情が豊かです。どちらの頂上に太陽が差しかかるか、あるいはふたつの頂上の間(御幸ヶ原)に太陽があるのかによって、マップは微妙に変わります。まぁ実際は1日内外のずれなので、地図が持つ誤差と変わりません。ここでは女体山頂上で計算しました。写真を撮ってらっしゃる方は太陽位置にこだわると思いますから、この点は撮影地で微調整してくださいね。

基本的な考え方は「ダイヤモンド富士山マップ」と同様です。表示がごちゃごちゃになるので夏至前と夏至後でページを分けました。あくまで標高0mでの計算なので、観察地の標高が高いほど日付や位置の調整が必要になります。場所や時期にも寄りますが、女体山頂、男体山頂、御幸ヶ原それぞれのダイヤポイントの差は1日分程度(数百m)のずれですから、筑波山からある程度離れている場所でしたら、現象中にジョギングして「現象を調整」する事は十分可能です。

20030120筑波山
その他細かい点は「ダイヤモンド富士山マップ」の解説をご覧ください。地元の人なら自分がよく知っている場所から眺めるも良し、見晴らしの良い場所に出かけるも良し、また土地に詳しい利点を生かして、自分しか知らない絶景ポイントを探すも良し。富士山同様、様々な季節に応じた楽しみ方があります。

手前に湖や貯水池がある場所なら、無風の日に水面に映る筑波山と太陽まで一網打尽にした 「ダブルダイヤモンド筑波山」を狙ってみるのもステキです。(茨城県筑西市の母子島遊水地が有名です。→筑西市観光協会サイト)他県からも見えるようですね。ぜひ様々な場所を見つけて空模様を楽しんでください。(マップは予告なく更新や削除することがありますのでご了解ください。)

ユーティリティ:ダイヤモンド筑波山マップ(冬至→夏至)
ユーティリティ:ダイヤモンド筑波山マップ(夏至→冬至)

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